みなさん、こんにちは!
最近、屋根の上に太陽光パネルを付けている家をよく見かけませんか?実は、この「エコな電気」が増えすぎて、ちょっとした問題が起きているんです。今日はその話をしてみたいと思います。
電気が余る!? 驚きの現実
まず驚きの事実!九州では、晴れた日に太陽光発電の電気が余っちゃうことがあるんです。
なんと、原子力発電所2基分もの電気が余ることも!でも、電気って余るくらい沢山発電できても困るんです。送電線に電力が流れ込みすぎると、電子機器が故障したり、停電の原因になってしまうんです。
出力制御って何?
そこで登場するのが「出力制御」です。「ごめんね、今は電気作るのちょっと控えてね」って発電所にお願いすることなんです。再生可能エネルギーの発電所だけではなく、火力発電所や他の発電所でも実施されています。去年の1年間で、一般家庭30万世帯分の電気が出力制御させられたそうです。すごい量ですよね!
余った電気でビジネスチャンス!
でも、困ったことばかりじゃないんです。この「余った電気」をビジネスチャンスにする賢い人たちもいるんですよ。大きな蓄電池を作って、電気が安いときに買って、高いときに売るんです。
西日本鉄道さんは、なんと400世帯分もの電気を貯められる蓄電池を作ったそうです。鉄道会社なのに電気ビジネスに参入するなんて、ビジネスチャンスを掴む企業は目の付け所が違います。
グリーン電気を求める企業たち
それから、この「グリーンな電気」を使いたい会社も増えています。
宮崎県の「日向製錬所」は、使う電気を全部再生可能エネルギーに切り替えたんだとか。「今の時代、脱炭素化に取り組まないと生き残れない」なんて、脱炭素化にとても真剣です。
環境省は「RE100」の取り組みで、2030年までに事業に必要な電力の60%を再生可能エネルギーで調達することを中間目標としています。
RE100とは、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な構想で、世界や日本の企業が参加しています。どの企業にも無関係な話ではないかもしれませんね。
未来への期待
太陽の光はタダなのに、その電気が余っちゃうなんて、もったいない気がしませんか?
蓄電池はまだ価格が高いので、導入するのは大変…。でも、技術はどんどん進化しているので、きっとこの余った電気も、うまく使える日が来るはずです。
せっかく作った電力を無駄なく使って、環境にもさらに優しくなれたら、どんどん良い世界になっていくのではないでしょうか。