みなさん、こんにちは!
「クライメートテック」って聞いたことありますか? 実は私も最近までピンときませんでした。でも、これが今や世界で年率210%も成長している超ホットな分野なんです!今日は、日本で行われている「クライメートテック」の取り組みについてご紹介します。

クライメートテック(気候テック)とは

クライメートテック(気候テック)とは、CO2排出量の削減または地球温暖化の解決に焦点を当てた技術のことを言います。2050年までにネットゼロに到達することを目指し、温室効果ガスの排出量を減らして将来予測される気候変動に貢献しようと、今注目されている技術です。
https://www.geekly.co.jp/column/cat-technology/climatetech/

2030年までに46%削減?その衝撃の規模感

さて、日本は2030年までに温室効果ガスを46%削減するって目標を掲げているんですが、これがとんでもない目標だってご存知でした? なんと、工場など産業部門全部なくすくらいの削減が必要なんだとか。
小泉進次郎さんが環境大臣の時に「閃いた!」って決めたらしいんですが、その規模感を知ると「閃きすぎじゃない?」って思っちゃいますよね。

意外と知らない? 電力以外の熱需要の重要性

クライメートテックと言えば、再生可能エネルギーとか電気自動車とか、電力に注目が集まりがちです。でも、実は電力以外の熱需要の方が大きいんだそうです。工場の生産プロセスとか、暖房とか、そういった熱需要の脱炭素化も大きな課題なんですね。

愛知県蒲郡市では、ゴマ油工場から出るCO2を回収して、ハウスミカンの栽培に使う実験をしているんだとか。今までミカン農家さんは、わざわざ灯油を燃やしてCO2を作っていたんですって。不要なCO2を他から回収して使用すれば、無駄なCO2をわざわざ作り出す必要もありません。賢い取り組みですよね。

パイナップルが革命を起こす?意外なファッションの環境負荷

日本のクライメートテック活動は他にも。こちらは、パイナップルの皮から作る革製品の話。PEEL Labという会社が、2050年までに革製品市場の1%をパイナップルレザーに置き換えようとしているんです。
実は、革製品ってファッション業界で最も環境負荷が高い素材の一つなんだとか。パイナップルレザーを使用すれば、食品廃棄物削減、動物愛護、CO2削減と一気に環境負荷の要因を減らすことができます。素晴らしいアイデア!

世界の最前線!驚きの環境テクノロジー

さて、ここで海外にも目を向けてみましょう。アメリカのAeroFarms社は「垂直農業」という、面白い方法の農業をしているんです。高層ビルの中で野菜を育てちゃう。しかも、普通の農業と比べて水の使用量を95%も削減でき、土地の使用量に至っては99%削減できるんだとか。

次に紹介するのは、まさに未来のエネルギー、グリーン水素です。
アメリカのElectric Hydrogen社というスタートアップが、このグリーン水素の製造に挑戦しているんです。なんと2022年6月に約275億円もの資金調達に成功したんだとか。彼らが目指しているのは、産業用のグリーン水素。工場とかで使う大量の水素を、安くてクリーンに作ろうとしているんです。まさに、未来のエネルギー革命の最前線ですね。

グリーン水素とは

グリーン水素とは、水を電気分解し、水素と酸素に還元することで生産される水素のことです。この水素を利用し、酸素を大気中に放出することで、環境への悪影響を与えずに水素を利用することができます。電気分解を実現するためには電気が必要ですが、それには電力が必要です。グリーン水素を作るためのプロセスは、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを利用することで副産物としての二酸化炭素を排出させることなく、水素を製造することができます。
https://sustainablejapan.jp/2021/02/10/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E6%B0%B4%E7%B4%A0/58912

正直、今回の記事を読んで「日本のクライメートテック、まだまだこれから」という印象を受けました。世界では急成長している分野ですが、日本ではまだ認知度も低いようです。

でも、地域レベルでの面白い取り組みや、パイナップルレザーのような斬新なアイデアも出てきています。これからどんどん日本でも盛り上がっていく分野かもしれません。

みなさんも、身の回りのクライメートテックに注目してみてはいかがでしょうか?