ピーパ|クラウド型ソーラー発電(https://minden.co.jp/personal/ppa/)より画像参照

みなさん、こんにちは!
今回は、東京・世田谷区でスタートするユニークな再エネプロジェクト「世田谷ピーパ」についてご紹介します。リユースパネルに廃校活用、さらにクラウド型契約――まさに“電気の地産地消”の進化系ともいえる取り組みです。

自分で発電、自分で使う「クラウド発電」の新しい形

「ピーパ」という名前、初めて聞いた方も多いかもしれません。これは、インターネット上で発電所の“区画”を契約し、その電気を自宅で使うことができるクラウド型の太陽光発電サービスなんです。自宅にパネルを設置できなくても、“自分の発電所”を持てるって、なかなか夢のある仕組みですよね。

今回の世田谷ピーパでは、なんと旧池尻中学校のプール跡地を活用。屋上に太陽光パネルを設置し、その電気を世田谷区民が使える仕組みを作ります。まさに「地域のエネルギーは、地域でつくって使う」。地産地消の真骨頂です。

リユースパネルで、サーキュラーエネルギー

さらに面白いのは、使われる太陽光パネルがリユース品だという点。首都圏の商業施設などで使われていたパネルを、三井物産プロジェクトソリューションやリクシアを通じて再利用しているとのこと。製造や廃棄に伴う環境負荷を抑えつつ、資源循環も実現しています。

実は、太陽光パネルのリユースって今後ますます重要になってくる分野なんです。そうした点でも、このプロジェクトは時代の一歩先を行っています。

地域政策とも連動、応援したくなる仕組み

ピーパは、発電所を丸ごと買うのではなく「区画ごとの契約」ができるため、初期費用も工事も不要。スマホから映画の座席を選ぶような感覚で“わたしの発電所”を持てるのは、かなり新鮮です。

今後は都市部の遊休地を活用し、全国にピーパの輪を広げていくとのこと。
発電=事業者のもの、という固定観念がゆるやかに溶けていく、そんな未来が見えてきます。

これからの再エネは「どこで、誰が、どう作った電気か」を意識する時代。
自分で選び、自分で使うという参加型のエネルギー利用が、きっと日常になっていくはずです。
世田谷ピーパのようなチャレンジが、もっと広がっていくことを楽しみにしたいですね!