みなさん、こんにちは!
私たちの業界でよく耳にする「脱炭素」。でも、実はこの言葉、科学的には正しくないんだそうです。日本化学会が「脱炭素」という言葉をやめて、「炭素循環」を使おうと呼びかけているんです。なぜでしょうか?
実は、炭素は私たちの体や身の回りのものにたくさん含まれています。炭素をなくしてしまったら大変なことになっちゃいますよね。「脱炭素社会」と聞くと、炭素のない社会を目指しているように聞こえてしまう。そこで、「炭素循環社会」や「炭素循環経済」という言葉を使おうというわけです。
目指すべきは「資源循環型社会」
私たち業界人も、これからは「脱炭素社会」ではなく「炭素循環社会」や「資源循環型社会」という言葉を使っていくべきかもしれません。地球温暖化ガスの排出を実質ゼロにする、つまり排出と吸収のバランスを取ることが大切なんです。炭素だけでなく、すべての資源を環境に負荷をかけずに循環させる社会。それが「資源循環型社会」というわけですね。
言葉は生きている
「脱炭素」から「炭素循環」へ。科学の発展や時代の流れとともに、私たちの使う言葉も進化していくんだなと感じます。正しい言葉を使うことで、誤解を避け、より正確に状況を理解することができます。私たち一人一人が、こういった言葉の変化に敏感になり、適切な表現を使っていくことが大切なのかもしれませんね。