みなさん、こんにちは!
今日は、以前にもご紹介したことがある福岡県豊前市で進められている、太陽光発電とキクラゲ栽培を組み合わせた取り組みについてご紹介します。このユニークな試み、実はただの農業ではなく、地域や環境にも新しい可能性を広げています。
太陽光パネルの下でキクラゲ栽培の秘密
豊前市の太陽光発電所では、もともとサカキを育てていましたが、うまくいかず、キクラゲ栽培に切り替えたそうです。ここで注目したいのは、キクラゲの栽培環境です。キクラゲは真っ暗な場所では育たず、木漏れ日程度の光がちょうど良いと言われています。その点、太陽光パネルの下はまさに理想的。湿度を保つための霧状散水設備も取り入れられ、効率的な生産が実現しています。
ESG時代にマッチする農業モデル
このキクラゲは、「UMAMI UNITED JAPAN」に卸され、代替卵の原料として使われているそうです。ヴィーガンやアレルギー対応食品の需要が増えている中で、こうした農業はSDGsやESGにもぴったりの取り組みですね。また、企業間の連携が生産規模の拡大やブランド価値の向上にも繋がっている点が興味深いです。
「農業で大切なのは販路の確保」とも言いますが、「UMAMI UNITED JAPAN」のような販売先を見つけたことで、このプロジェクトは順調に運営できているんですね。
ESG(イーエスジー)とは、Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)の頭文字をとった略語です。企業が環境・社会・企業統治に配慮する考え方であり、社会に負う責任でもあります。
https://sdgs.media/esg/
キクラゲだけじゃない!広がる太陽光下の可能性
驚いたのは、キクラゲだけでなく、マスタケや原木栽培のマイタケにも挑戦していることです。特にマイタケは香りが強く高級食材としての価値があり、すでにフランス料理店にも出荷されているとか。ソーラーシェアリングの新しい可能性を切り開いている事例として注目せざるを得ません。
地域と連携し未来を拓く
この記事で特に感心したのは、地域の社会福祉法人と連携して障がい者雇用も検討している点です。営農と福祉の融合は、持続可能な地域づくりに一役買う素晴らしいアイデアだと思います。また、モバイルトイレなど現場での課題にも一つずつ取り組んでいる姿勢も素晴らしいですよね。
成功事例から学び、次の一歩へ
この事例を読んで感じたのは、「先行者の成功例を活かす」重要性です。太陽光発電の活用方法はまだまだ広がる可能性を秘めています。新しい技術や運用方法を参考にしながら、自分たちの地域でも実現可能なモデルを作ることが大切ですね。こうした取り組みが全国に広がり、日本の農業や環境保全の未来がもっと明るくなることを期待しています。