みなさん、こんにちは!
今回は、ドイツを例に挙げながら脱炭素社会の現実に迫る記事を読んで感じたことをお話しします。このテーマは難しいけれど、とても重要な話題です。
ドイツのエネルギー革命の現実
記事では、20年以上も再生可能エネルギーの推進に力を入れてきたドイツが、いまだに全エネルギーの78%を化石燃料に頼っている現実が語られていました。
再生可能エネルギーが発電の半分を担うまでになったのは確かに素晴らしいことですが、エネルギー全体を見れば、この数字はほんの一部に過ぎません。特に、「セメント、鋼鉄、プラスチック、アンモニア」といった現代文明を支える素材を生産するには、化石燃料が不可欠な現状があります。
この事実を知って、脱炭素への道のりは予想以上に厳しいと改めて感じました。再エネだけで全てを賄える未来は、まだ遠いのかもしれません。
化石燃料依存の現状
記事を読み進めると、化石燃料への依存度がいかに高いかがさらに詳しく解説されていました。たとえば、日本では2000年に一次エネルギーの83%が化石燃料由来でしたが、福島第一原発事故後の原子力停止を経て、2019年にはその割合が90%近くに増えています。
この状況は日本だけではありません。アメリカも化石燃料の割合が80%、中国では2019年時点で85%です。これらの数字を見ていると、いかに世界が化石燃料に依存しているかがよく分かります。
日本の化石燃料依存が増えた背景に原子力の停止があるという点に納得すると同時に、再エネの普及が進まない難しさも実感しました。
脱炭素化の未来への視点
国際エネルギー機関(IEA)によると、2040年の時点でも世界のエネルギー需要の72%が化石燃料に頼ると予測されています。さらに、最も積極的なシナリオでもその割合は56%にとどまるとのこと。
この現実は厳しいですが、それでも私たちは立ち止まることなく、少しずつでも依存を減らす努力を続ける必要があります。著者も述べているように、突然の放棄ではなく「緩やかな減少」が現実的な道です。
技術革新やインフラ整備には時間がかかりますが、コツコツと前進することで次の道が開けるのではないでしょうか。
脱炭素化のために私たちができること
この記事を読んで、「個人レベルで何ができるのか」を改めて考えました。以下に、私が思いついた実践可能なアイデアをいくつか挙げてみます。
省エネを意識する
家庭で使うエネルギーを減らすため、LED照明の利用やエコ家電の選択を心がけましょう。
再生可能エネルギーを選ぶ
電力会社を選ぶ際に、再エネ由来の電力プランを利用することで間接的に脱炭素化を支援できます。
移動手段を見直す
自転車や公共交通機関を利用する頻度を増やし、車の利用を減らすことも効果的です。
環境に優しい消費行動
環境負荷の少ない製品を選ぶ、あるいは過剰な消費を控えることも重要です。
これらの小さな行動が積み重なれば、大きな変化を生む可能性があるのではないでしょうか。
今回の記事を読んで、再エネだけで脱炭素化を実現するのは簡単ではないことを再認識しました。それでも、未来のために私たち一人ひとりができることを考え、行動していくことが大切だと思います。